くらしのひとりごと

日常と頭の中で考えることがすきな日記的ひとりごと録。家好き、インドア派、田舎暮らし、読書好き。

トライアンドエラーの日々

子どもたちの春休みが始まった。

…というなかで早々に大風邪を引いてしまった。

寒さから暖かさへ移ろう感覚に、カラダもまだ調節できていないかな?一週間前に引いた風邪が悪化してしまった。

薬に頼ってなんとか家事や育児をこなすのだけど、子どもたちがいるため横になっていられない、と薬を飲んでごまかす日常にも慣れてしまって、少し楽にすれば体を動かし、その後またガクンと体調が悪化し寝込む。なんのこれしき、と這いつくばってでも家事をする。これはメンタルが強くなったというのかはよくわからないけれど、果たして良いことなんだろうか…?

確実にいえることは、健康な状態のありがたみを痛感すること。子どもたちにも頼ってみれば、思った以上に家事を助けてくれる。お風呂掃除や洗濯を畳んでくれる姿には心底助けられる思いになった。助けられてる、確実に。

 

そういえば、義母が「熱が出た時は、寝てなさい。癌細胞も死滅するから!」と言っていたので、この際一度身体のリセットで健康になるためにグッと我慢して寝込むのを3日間ほど繰り返したら、ようやく回復傾向に。

 

 

✳︎

まだ寒さも長引く中、確実に春が進んでいるのを感じられる。いろいろな生命が芽吹いてくる頃、ちょっとした勇気が湧いてくる。

F・スコット・フィッツジェラルドの「春は、いつでも新しい夢をもたらしてくれる」という言葉があるように、新しい変化に対して前向きでいたいもの。

 

この期間は、なんとも有意義なことを考えている気がする。長男の小学校入学やら春休みやらの間に、

子どもたちのためになにをしようか?

自分が何ができるか?

ということを中心に考えている日々だからだろうか。

誰かのためのことを純粋に最優先して考えるということは、出産から子育てを経験し得た親特有の感情でもあるんじゃないかと思う。

自分のことを考えている余裕はないものの、なんだか子どもたちのことを考えているだけでも幸せな気持ちになる母親目線でのこの感情にもすっかり慣れてきている。

 

子どもたちにとっては、もうこれはおもしろくないんだろうなあ、と時間が過ぎ去ってくことも感じられたり、また新しい発見にも遭遇することができる。

かといって、子どもたちのためを思ってやることも、子どもたちが好きだから、と言って、必ずしもいいことばかりではないはず。親子でもひとりひとり違う人間なのだから、楽しいことも違えば、興味が湧く対象も違う。合う合わない感覚も人それぞれ。それでも相手の思うことを理解しようとすれば、人生で共通する根本的な面白みがわかってきて、一緒になって考えて、体験することの大切さを思い知る。

子どもたちがいつ、どんなとき、そのような表情、姿をみせるのか、そんな変化がいつも新鮮でならない。子供の成長とともに、随分と時が流れている気もする。自分の考え方もまた変わっていくのも感じられて…。

 

そんな日々の移り変わりの中で、葛藤することは当たり前のことなんだと思う。いつも同じことで気になるのであれば、いつも同じようにぐるぐる思い悩んで考えるのは自分の中では神経がもたなくなりそうになってしまう。誰も自分もいつも同じようではないものだし、変わっていくものであるし、何が良いか悪いかもわからないもの。だからそのことについてずっと同じような議題を自分の中で作り出し、問うことはやめようと思っている。

ああしようか、こうしようか、と考えて迷って誰かのために行動を選択する最中、自分の感覚でたしかに合点のいく結論にしていくこと。そのために努力してみること。

 

だいたいのことは朝起きたときに、忘れてしまいたくなっていることについては、考えないほうがいいことなんだと、自分の中ではよくわかる。寝起きはスッキリしているはずなのに、そんなときでも重苦しさがまとまりついてくるとき…どうでもいいことを考え込む必要はない。きっと、そんなに考え込まなくてもいいようなことで悩んでいることが多い。頭の中はいつもフラットでいたいもので、多くの葛藤に悩まされていることも、きっと違う場所なら悩む必要もないことかもしれない。何かと常に比較しながら生きなきゃならないけれど、比較した上で、自分には何を大切に残しておきたいか、を考え、選択する必要があると思う。

もし、その問題だと思えることが目の前にあるのならば、それなりに考えなくてもいい他のことへ目を向ける対処が必要で、きっとそうすれば乗り越えられてくる。

目の前にある幸せなこと、幸せだと思えるようなことについて。考えたいことへ沿って考えて。

 

 

自分の頭でものを考えようとすると、いろんないやな目にもあいます。憎まれたりすることもあります。でもそうしないことには、どこにも行けないんですよね。僕は切実にそう思います。<村上春樹>

 

世界には、君以外には

誰も歩むことのできない唯一の道がある。

その道はどこに行き着くのか、

<ニーチェ>

 

人生は自転車に乗るようだ。 バランスをとるためには動かなければならない。 物理学者<アルバートアインシュタイン>

 

 

追伸

Netflixに再加入した。

やっぱり我が家には物語から考えることが必須だと思う。楽しく集中する時間。

これも、親子で似たのかな…?

子どもたちも春休みの期間中だけ、日記を書かせてみようと実施中。なかなかによさそう。