くらしのひとりごと

日常と頭の中で考えることがすきな日記的ひとりごと録。家好き、インドア派、田舎暮らし、読書好き。

読書をする理由

本が届いた。

といっても、夫が帰国早々風邪をこじらせ、寝ついている日々が続いている。だから、本はすぐには読めないでいる。子どもたちも一緒に過ごしているからには、まだまだ付き合うことも多く、本を合間で読もうとしてもなんだか気が逸れてしまう。昼間に読みたい衝動をグッと堪え、簡単にパラパラとめくり、優先して読みたい本だけをピックアップしておいた。夜にしか読めない機会を作ろうとするものの、まだ自分自身も体調も万全ではないため、念の為にすぐ寝るようにする。いや、これからは睡眠重視だ。これは身をもって痛感するから、とにかく8時間は寝なきゃならないな、と思う。…いよいよ、子どもたちの新学期も近づいている。

とにかく、時間の活用法を考えおなさないと。

特に読んで気になったいまの本の一節を心境と重ねて考えてみる。

 

鈴木祐著;「最高の体調」

睡眠時間を多く確保すること、自然に触れること、ひとりでもいいから親密な会話ができる身近な存在を作ることなどが、重要だと書いてあった。本に記してあることは、だいたい一通り読んでみても、うん、たしかに。この頃の生活を振り返ってみてみると、心の中でそっと静かに頷かずにはいられなかった。

 

橋本幸士著:「物理学者のすごい思考法」

いやあ、面白い。物理学者の日常の捉え方や発想法にハッと気付かされることが多くある。こんな人が身近にいたらいいのにな、と思ってしまった。身近にあることについて、改めてもっと不思議に思って生きていきたくなった。

文章についてのロマンが詰まっている文章には、もう、しばらく読み返すほど釘付けになってしまった。

 

ジュリア・ケラー著:「やめる力」

この本を読みながら、焼き芋が焼き終わるまで、焚き火の番をしていたところ、良い内観になった。

最近のことに嫌気がさしていたのに、この本の内容のおかげで、悩んでることさえちっぽけなことのように思える。

1日のなかで、省かなければならない時間が確実にある。それは、考える時間。どれも考えるためには必要なことだとしても、日々耐え続けるために、少しでも気を間際らしながら、自分にとって快く生きる方法をみつけていかなければやってられないな、と。

 

最近の研究によって、「とどまるか、進むか」と呼ぶ決断を脳が実行するのがいかに難しいかが明らかになったという。「脳が変化したり、切り替えたりして、新しい何かをするためには、それ以外の選択肢をすべて考慮しなければならない。他にどんなものがあるのか?すでにどれだけのものを得ていて、この先どれだけのものが得られるのか?とどまるか、進むべきかを見極める判断材料を得るには、脳の様々な領域が密接に連携しなければならない」-ジュリア・ケラー「やめる力」より

 

 

 

カート・ヴォネガット&スザンヌ・マッコネール著「読者に哀れみを」

最初本の分厚さをみて、読み終えることができるかな?と懸念したけれど、あっさり読めてしまいそう。なんなら面白すぎて、次から次へ読み進めたくてたまらないほど。この本は、まだまだ読み終わることができなさそう。単純に読めばいいのではなくて、あれこれ考えてみることがあまりにも多くて。

こうやって日記を書いてみると、自己満足にはすぎない。けれど、なるべく何度読み返してみても、ふふん、とおもしろく、あのときはー、と考えられるように書いていきたい。

文章から自分の新しい判断材料になるような視点が見つかり、日々を快く生きられるようになったらいいな、と。