くらしのひとりごと

日常と頭の中で考えることがすきな日記的ひとりごと録。家好き、インドア派、田舎暮らし、読書好き。

改めて、日々見直す

どうありたい?

 

最近は、こんなことをよく考える。

ただの好みとか、共感とか、傾向とか、

どういう立ち位置でありたいか、とか優劣とか、はさておき、どう言動をするべきか?を、もう一度改めて、考えたくなっている。

 

 

もっと上手く話せたらいいのに。

こんなとき、なんていえばいいんだろうか?

ああいえばよかったのに。

色々な考えが頭の中で渦を巻くようによぎる。

気が利かないようだけれど、自分の中でないような振る舞いかたも、どこか違和感がある。それでも、実際自分自身がどういう人なのかさえよくわかっていない。

 

 

愛想はよく、ただ、馴れ馴れしくないように。いつも家族以外には、どうしても敬語で話してしまう。

それでも、あれ?自分ってこういう人なのか?

やっぱりいまだにどう繋がってこうなったのかは分からなくて、ただそうしておきたいだけなのかもしれない。

…うん、分からないまま気づけば、30年がすぎちゃっている──。

 

それにしても、初めから話せてしまう人は、なんだか同じ匂いがしてしまう。そして、きっと自分のように愛想を、それなりによくしたい人なんじゃないかなあ、なんて考える。話してもいいよ、と思える身構えすぎない姿勢がある人からは、たとえ会話の思い違いがあったとしても、それさえ包み込むような包容力がある。そんなことあるよね、とまるで流れる川のように、話も相変わらず進んでいく。

 

いつ、どこでもいろんな話が聞けると思う。

たとえ、気まずかったとしても、話すことが思いつけば、その場で話しかけてみること。どうあれ、個人的な学びにはなる。

そういう“楽しみ”として、向き合っていきたいもの。

 

夫が帰国してからのこと、随分と安心している。そのせいか、余計なことはあまり考えない。また仕事に向かうと思うと致し方なく、頑張る心がまえはできているけれど、夫の存在で子供たちと私もだいぶ肩の荷が下りている。また心細くなりそうな予感。…そうだ。こうあるべき、を背負い込まないでいよう。

 

昨日と、きょうは、やっぱり違う。

 

昨日、本を買いに行くのをためらった。自分の中で煮え切らない思いがあって、足が運ばなかったのだけれど、今日は、息子の本を買いに行くぞ!と心が決まり、すぐに足が運んだ。

 

不思議にも、その日、いつも宅配を届けてくれる中年の女性から子育てについて色々聞いたところでもあった。

子育ては、小さい頃からすべて記憶に残っていく。家ではなく、いろんな場で見せる姿に感動したり、動揺したりする。これであっているのか、どうしたらいいのか、もう、ほんとに葛藤があるよ。子どもたちは、幼い頃のことなんて、あまり覚えていないだろうけどね。

というような話だった。

 

あと、もうひとつ。

最近気に入ってみている又吉直樹さんの動画で話していた幼少期時代のエピソードも入り混じったのもあって。

 

そんなことが妙に心に響いたのか、その中で、息子が大好きな「エルマーのぼうけん」を買いに行こう。次男へも気に入りそうなものを。と思い立った。そこからは、すぐに立ち上がり、身支度を簡単に済ませて、書店へ向かっていた。

ああ、誰かのためになると、行動が早いもの。なんでも読んでみたくなる読書、どこかから、誰かから、聞いた話、誰かからもらったもの。そういうもので、いつも動かされている。思わず、そう思ってしまった。

 

そして、自分ができることといえば、本を読みながら一緒に考えてみることじゃないかな?と思った。いつも暇になれば、どこかから話を聞いたり、読書をしたりして物思いにふける。そんな時間に対して、こんなんでいいのか?と思っていたモヤモヤがあったのだけれど、こうして考えてみると、そのモヤモヤが少し晴れた気がした。そう、いつもそこまで退屈はしていないな、と。

 

そして、書店で、子どもたちに買う本はすぐに決まった。ついでに、自分が読みたい本も覗いてみる。苦戦する。小説も読みたい。でも、読みたい本が見つからない…。ここは、田舎町の書店の中でもいちばん大きな書店。あれ?もしかしたら、あそこの小さな書店があるんじゃ?そんな気がする。

あれ?また読みたい視点が変わったんじゃない?とも思ってしまった。ただ、そのとき、ふわっと頭の中に過ったこと。あのコーナーで一度試しに読んでみた短編小説集はどうだろう?そうそう、スピン!思わず、すぐに駆け寄った。読んでみると、うんうん、読みたい感じ。しかも、お手頃価格。文体を勉強してみるためにもいいんじゃないかとそ思い、すぐに会計へ向かった。

 

子どもたちへ、とにかく小さなことでも、なんでもないようなことだとしても、経験させてみるといいかな、と思った。

そして、自分ができることは、ものがたりについて、一緒に考えて面白くなってみることなのかもしれない。そう思いながら…。

 

 

文を読んでいく度に、表現の深さについて感嘆してしまう。 本の登場人物について考察してみると、めくる往復の面白さからまったく抜け出せそうになく、とにかく読みすすめるけど、一ページ読むのにも随分と時間を費やすようになってきた。読む空間も重要。